
オスカーワイルドの
幸福の王子「町の上に高く柱がそびえ、その上に幸福の王子の像が立っていました。
王子の像は全体を薄い純金で覆われ、目は二つの輝くサファイアで、
王子の剣のつかには大きな赤いルビーが光っていました。」
晩秋のある日、王子の足下にとまって休もうとしたツバメが、王子からお使いを頼まれます。貧しい家のご婦人に、自分の剣のつかに付いているルビーを届けてくれないかと。
そんな題材をもとに作ったわけですが、
つばめちゃん自体には課題を残しました。
形にしてもガラスの選び方とか、もろもろ。
シンプルな良さを表現することの難しさを感じました。
今回は釘をチャイムに使いました。
明珍風鈴のような(モチロンそこまで上等ではありませんが)なかなか良い音色です。
- 2008/03/10(月) 22:02:51|
- 物語のある光
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「幸福の王子」、宮城まり子さんの朗読絵本か何かを子供の時に持っていて、繰り返し聞いていました。物悲しいお話の雰囲気が、ツバメの色と形に出てる感じがします。楽しそうに春を告げるではなく、暗い空を飛んでいくような……。
釘を下げているワイヤ部分も手作りですか? こういう渦巻き模様、大好きです。
- 2008/03/29(土) 22:13:40 |
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- むめも #N.vW.TCs
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>むめもさん
ありがとうございます。
童話の知っている幸福の王子、これを↑にある原作訳を改めて読んでみたら、童話というよりも何とも皮肉な話に思えてしまいました。宝石や金箔を受け取った貧しい人たちは、それで本当に幸せになれたのかな・・・と。
銅のワイヤーです。くるくるって曲げました。
- 2008/03/29(土) 22:14:47 |
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- blinkelys #N.vW.TCs
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